もっと評価されてもいいと思う

お笑い“コンビ”も楽じゃない!? ドランクドラゴン鈴木 コンビ間収入格差に思わずボヤキ?という記事より
http://news.livedoor.com/article/detail/6026732/

ドランクドラゴン鈴木拓って
面白くないのが、面白い変なキャラ

ヒーローとかにも出てたけど
俳優としても、いい味だしてると思うんだけどな
もうちょっと、評価されてもいいと思う

地味だけど、
いい味してると思いませんか?

記事によると
「はねるのトびら!」(フジテレビ系列)を
はじめとする各種バラエティ番組に出演している
人気のコンビお笑い芸人、ドランクドラゴンだが、
今、彼らの中で深刻な収入格差が生じているそうです。

この収入格差について、ドランクドラゴン鈴木拓が
11月10日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)に
ピンで出演した際に思わずボヤいてしまったとして、
注目を集めているとか。
この日のアメトークは、見逃してしまいました。
残念!

番組内で、彼は「昨年末までは相方のピンの仕事の
ギャラも折半していたけど、今年はギャラの折半は
辞めたから自分でも働かなくてはいけなくなった」
とぼやいたとのこと。

これは甘えでしょう。
塚地さんのピンの仕事のギャラも折半だったなんて、
塚地さんが良い人なだけで、普通はそこはシビアに、
コンビ以外で仕事した分は仕事した当人が独り占め
(という言い方も変ですが)して当然だと思います。

最近、シルシルミシルなんかにも鈴木さんが出るようになって、
あら最近露出が増えたなーと思っていたんですが、
そういうことだったのですね。
しかし彼、ピンだと残念ながら面白くありませんよね。
シルシルも多分、ウド鈴木さんみたいに連続起用って
ことにはならないのではないかなー。
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posted by 玲 at 20:41 | ニュース

前半ゆっくりしすぎかな

良作ですが、前半ゆっくり展開しすぎて肝心の二人の蜜月が駆け足ですぎてしまいます。
これはもう少しじっくり描いてほしかった。
ただ小西真奈美さん演ずる瑞樹がそこぬけに前向きなキャラなため、そのギャップもあってか彼女の最期はより胸をうつものがあります。
彼女に関しては主要キャストのインタビューが特典にありますが、他の役者の語彙が少なく稚拙な受け答えに比べ、質問をよく咀嚼し的確な答えを返すあたりに頭のよさ、役者としての資質を感じます。
地味ですが出演作品があとを絶たないのも解ります。
いい女優さんだと思います。
涙涙多分、子供のころの孤独な閉じこもっちゃった主人公の気持ちが私にも少し、どこかわかる気がして、最初から涙が溢れて溢れて止まりませんでした。
悲しいとか寂しいとかってより、どうか幸せになってって,あなたは大丈夫なんだよって心から言ってあげたくなる、心の底が動くそんなお話でした。
玉木宏ってすごいって思いました。
正直期待していなかったが にわか玉木宏ファンで過去物を見アサっていたところ、この映画をしりました。
ぜんぜん期待していなかった映画でしたが、見終わってすばらしいラブストーリーだと思いました。
私的には、(ただ君)よりも泣いちゃいました。
玉木くんは抑えた演技で、すでにこの頃から全てが絵になっていて何度みても飽きないし、小西真奈美も自然体の演技でした。

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posted by 玲 at 23:09 | DVD

色々な味わいを楽しめる短編集

そう、so so という感じの短編集か。

江上剛氏の短編集は、本書「社長失格」、「非情人事」、「失格社員」、「レジスタンス」があるが、私が最も好きなのは「非情人事」、本書は寄せ集め6篇でテーマがない点に不満が残った。
「社長失格」というタイトルで、様々な悩む社長像を6人集めて欲しかった。
第1話の「社長失格」は、東証2部上場の2代目社長、母親会長、番頭副社長の会社で、株主総会前日の社長の意地と言うか、抵抗と言うか。
まあ面白い。
第2話の「あの夏の日」は、経理部長だった父親と、ヒステリック母親と、ゲームに夢中の大学生の家族で、父親の行動に不信感を抱く息子。
特にどうもない。
第3話の「英語屋」は、創業者一族が外資に会社を売却、新経営者は日本語を話さない。
英語が出来ない営業部長と、英語得意の経理部長のもつれあい。
馬鹿馬鹿しい。
これは同著「失格社員」の第8話、「汝、盗むなかれ」に相通ずる。
第4話の「ストレスのある男」は、ひまわり銀行銀座支店長が相当のストレスから一人銀座6丁目に。
ここからは「笑ゥせぇるすまん」のような展開だ。
しかし同時に、よく淫行ドラマを書いたなと驚く。
第5話の「秘密指令」は、地銀「東都銀行」頭取スキャンダルを守り広報部長が危ない橋をというお伽話。
第6話の「僕の生きる道」は、ミズナミ銀行高田馬場支店新規開拓の危ない話。
同期入行二人の違う行動パターンに最後は・・・。
これが一番面白い。
ところで江上氏作品の文庫がどんどん出てくるが、とりとめのある内容と、無理がない設定と、読み応えのある作品を期待する。
私は企業ドラマ、社員の生き様、特にそれが銀行なら池井戸潤氏、或いは高任和夫氏の作品が良いと思っている。

色々な味わいを楽しめる短編集
処女作『非情銀行』を上梓する前、「江上剛」ではなく「近藤晋作」のペンネームで掲載された「秘密指令」を始め、今年春に掲載された「英語屋」までが収録された異色の短編集。
著者の若かりし頃を思わせるような真っ正直な銀行員のストーリをはじめ、話題となった食肉偽装問題やリストラ・若年雇用問題。
最近事件となった痴漢冤罪問題をまるで予想していたかのようなストーリーまで。
経済小説から、落涙するような人情味溢れる小説まで、著者の作風のふり幅を確認できる短編集になっています。
個人的には父子の心の交流が描かれた『あの夏の日』前述の若い銀行員の姿を通してサラリーマン人生の喜びに言及した『僕の生きる道』がお奨めです。
巻末の自作解説で著者が述べるとおり「難しいことを考えずに楽しむ」ことができる短編集です。
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posted by 玲 at 18:31 | 読書

NHK版の方が断然お勧め

清涼な話
他の何人もの方が仰るように、原作が素晴らしいだけに映画版には難点が幾つも挙げられます。まず子役の演技の酷さ。見る度に目を背けたくなります。いくらなんでもあれは無いでしょう。子役と言っても映画俳優としての自覚と誇りを持って演じて欲しいです。次に文四郎が剣に打ち込み極めていく流れ。様々な喪失感のなか剣しか縋るものが無かった文四郎、剣を通して広がる人間関係と徐々に見えてくる藩の勢力争いの全貌。これは「蝉しぐれ」という作品の中でも重要な位置を占める話の筋な筈。そして与之助と逸平のミスキャスト。お笑い芸人を映画に使うことは良しとしたって、ちょっと彼らは合わないでしょう。特に与之介…あと兵馬も、あんなキャラじゃないですよね。また、血の繋がりのある義母より寡黙な義父を尊敬していた文四郎の繊細かつ複雑な家庭事情についても原作の印象と大分違いました。それでも、お福さまの気品溢れる美しさ、四季折々の美しい情景の移り変わり、切なさを煽るメインテーマ「初恋抄」、石田卓也くんの頑張り(子役の中でも彼はまだ頑張ってた方だと思いました)と今後の俳優業への期待、などを評価して星3つと致します。因みに、どなたか「お笑いの田村亮が出てる」と仰る方が居ましたが、あれはロンブーの田村亮じゃなくて立派な俳優さん(田村正和さんの弟さん)ですよ(^^;)

NHK版の方が断然お勧め
ふくと文四郎の恋情、戦闘場面での緊迫感、逃亡中の危機感まるで欠如している。欅御殿で突如成人したふくが出てきても感情移入が出来ない。なぜ先輩の青木が突然切られるのかなど背景や意味不明な場面多い。全般にホームドラマっぽく原作の良さが生かされていない。
NHK版の方を強く勧めたい。

ダイジェスト…?
小説の方がよい 私はDVDを見てから本を読んだのですが、余りにはしょりすぎで… でも答え合わせができてよかった。 DVD見た後に是非原作も読んでみてください。 スッキリします

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posted by 玲 at 23:10 | DVD

この満足感のなさの根源はいったい何なのだろうか

お子様向けでは・・・
本作は、あんまり評判がよろしくないようですね。というのは、勝新太郎版との違い、予告編との相違、そして物語の結末。以上、大きく3つだろうと思います。
私は、それなりに面白く観ましたが、それ以上にR15の問題が一番の問題とも感じました。以下、私なりに同感するところ、違和感を覚えるところをあげたいと思います。

そもそも「座頭市」はアウトローなんですよ。下品で不摂生な感じ。野卑で不恰好で危なっかしいのに刹那の殺気にゾクッとする。それは勝新太郎が作ったイメージであるし、北野武版でも、根底にはそれは踏襲されていた。だから爽やかな市に違和感を持つんでしょうね。私もその一人です。

ヤクザ間の抗争、搾取される百姓や漁民といった構図は、定番ではありますが、勝新版を前提にストーリーテリングを端折ったと思えるところもあって、若干わかりにくいところもあったように思います。
ストーリーそのものは、石原さとみとの恋愛が軸になるのではと、期待した方は不満でしょう。私は、いい意味で裏切られたと感じました。ネタバレですが、石原さとみはプロローグ、それもタイトルバックが出る前に死んでしまいます。また、そこに至るまでを描くのかと思いきや、そうはならず、その後の回想シーンも少ない。私は、ラブストーリー仕立てにしなかったことは評価したいと思います。
結末については、ネタバレになるので書きませんが、ある意味ハッピーエンドだと受け取れるようにしたかった意図は感じられました。でも、不満な方は多いでしょうね。
 
香取慎吾の殺陣や演技は、悪くは無いレベルだと思います。それは置いておいて(笑)、キャスティングは素晴らしい。よくこれだの役者を揃えたと思いますよ。仲代達也の怪演(支離滅裂さで相手を恐怖に陥れる。このキレっぷりが実に凄まじい。)はもちろん、倍賞千恵子、原田芳雄などは、出てくるだけで安心する。賭場の壺ふり役でちょい役ながら登場の中村勘三郎もその一人。ARATAの悪役もよかったし、豊原功補の凄腕用心棒の物言わぬ不気味さも、反町隆史の押さえた演技もよかった。寺島進、岩城滉一は磐石。『子ども店長』の子役(名前失念)も、臭さ一歩手前の演技で泣かせる。

しかし、この満足感のなさの根源はいったい何なのだろうかと思う時、PG12指定の問題を考えざるを得ません。北野版はR15でした。勝新版の時は、R18はあったものの、PG12とかR15とかの細かな規制そのものがありませんでした。それで本作ですが、恐らく製作側にR15にはするなという自主規制があったのではないかと想像します。
手首を切り落としたり、指を詰めるシーンなど、阪本順治監督の演出には、それに対する抵抗が随所に見られます。しかし、決定的なのが血しぶきが吹き出る描写がないこと。血が流れるシーンはあるにはあります。しかし、吹き出さない。飛び散らない。雪国が舞台、雪の白と真っ赤な血のコントラストこそが大きな魅力にもなるはず。それを赤いマフラーで代用していると言うのなら、ちょっと悲しすぎる。

R15の指定を受けようが、妥協せず作っていればもっと面白い作品になったハズだ。中学生以下の観客も呼ぶ意図はわからないでもないですが、いくらいい役者といい舞台(ロケーションもさることながらセットの出来もいい)を揃えても、こんな骨抜きの『お子様向け』では満足できませんよ。

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posted by 玲 at 22:27 | DVD

後世に語継がれてほしい作品ですねえ

おもしろい
 この作品は、映画館で見て、レンタルで借りて、やっと買うことができました。千葉真一さん、成田三樹夫さんの演技のすばらしさは、書くまでもありません。ぜひ、見ていただきたい作品です。

成田三樹夫氏の怪演が絶品!
名立たる役者さんたちの名を見れば、なんとなくそれぞれの役柄が想像できそうな気がするわけですが、
この作品で故・成田三樹夫氏演ずる最強の公家さんには本当にびっくりでおじゃる!
このキャラクターを独立させてスピンオフ作品を作っても良かったのでは、と思うくらいです。
千葉真一との対決シーンがあっさりとしているのが残念でなりません。
個人的には、本作は「魔界転生」と並び深作監督の奇想天外時代劇の双璧を成す怪作として
後世に語継がれてほしい作品ですねえ。


夢でござぁぁるっ!
千葉真一が映画、テレビ、舞台と演じ続けた柳生十兵衛の初出作品です。若い躍動感にあふれた千葉十兵衛のアクションが素敵です!十兵衛の妹、柳生茜を演じる志保美も凛々しくテレ朝の『柳生十兵衛暴れ旅』では、茜が主演になったぐらいのハマり役でした。もちろん萬屋錦之介の鬼気迫る柳生宗矩役こそがこの作品の真骨頂です。

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posted by 玲 at 20:25 | 音楽

宮廷に響く音楽なら演奏者を選ぶ必要はない

音楽ではなく芸術としての精神性が問われる
この演奏は

神、あるいは我々を支配する運命のようなものに対する祈りである。

演奏の技術や、録音状態の良し悪しなどが重要な要素にならない。

それは逆説的に、芸術の持つ「人を引き付ける」最たるものといえるだろう。

つまり、この演奏者はその「精神性」をバッハの旋律に乗せて表現しようとしたのだ。

バッハの旋律を追うような性急な演奏はもはや芸術ではなく、耳触りのいい音楽でしかない。

宮廷に響く音楽なら演奏者を選ぶ必要はない。

BGMとはそういうもの。

この演奏者は「歌わせて」いるのではなく「精神性を表現」している。

その証拠に、人間の感情と同様な緩急を演奏に感じることができる。

多くの現代人に言えることだが、個人主義になるほど他人の感情など邪魔になる。



そういう人はこの演奏を受け入れられないことになるがそれは仕方のないこと。



しかし、芸術とは共有して初めて完結する、人類の生み出した「最も偉大な発明」だと思う。



この演奏にどこか安心感を抱くのも、演奏者の「伝えようとする意志」によるものかもしれない。


歌いすぎ

クラシックは詳しくないのですが、買って聴いてみて失敗した気分になりました。

他のレビューにもありましたが、演奏が歌いすぎです。

もっとしっとりしたのを期待していたのに……。

これはこれで名演奏なのかもしれませんが。

ビルスマ版をすぐに注文してしまいました。


通ぶる人たちだけが高評価

この曲を復活させたという、パブロ・カザルス。

いらぬことをしてくれたものだ。


チェロを抱えた人が、しかめっ面をして、なにやらギコギコと音を出し続けるのは、それはそれで滑稽な光景だが、バッハのこの曲はいかにも退屈すぎる。


たかだか、チェロの練習曲にしかならない曲を、もったいぶって演奏していること自体が笑いのネタにしかならないだろう。


この曲がすばらしい、あるいはこの演奏がすばらしいと思っている人は、「すばらしい」という言葉に酔いしれているだけだ。

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
カザルス(パブロ)
posted by 玲 at 01:00 | 音楽

バッハをこよなく敬愛したグールド

退屈なことこの上ない
グレン・グールドのラスト・レコーディングだと思われているようだが、ラスト・レコーディングは、R.シュトラウスのピアノ・ソナタだ。


この曲を録音した直後に亡くなったわけではない。



グールドは、確かに天邪鬼的な行動に魅力はあったが、ピアニストとしての魅力はさほどでもない。


この代表的録音にしても、パルスの持続というくだらない発想で演奏しており、ただでさえ単調でつまらないゴルトベルク変奏曲を、まるで仏教の念仏と同等なものにしてしまった。


この曲、この演奏で癒されるという人は、病気だろう。


バッハをこよなく敬愛したグールド
バッハの傑作を挙げるとすれば、無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番(第5楽章のシャコンヌは圧巻ですね)、フーガの技法(様々な鍵盤楽器、弦楽四重奏曲、室内管弦楽で演奏されるので何枚も持っています)、それに、この「ゴールドベルク変奏曲」でしょう。


主題のアリアを、バッハに深い畏敬の念を込めて、音価を長くゆっくりと、しなやかな手で一音一音鍵盤を撫でるように弾くグールドの姿が目に浮かびます。

神々しくさえあります。

catvcatさんは、ご葬儀にこの音楽をと書かれていますが、私は、娘の結婚式のBGMにと考えています。

ちなみに、私の葬儀はベートーヴェンの「弦楽四重奏曲第15番」と決めています。


絶対聴かないと後悔する

とにかくピアノを愛するかたは、0歳
から死ぬまで、皆様聴くべきです。

もう二度とこんなバッハありえないです。

グールドの生声最高です!

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)
グールド(グレン)

ポップスな毎日
posted by 玲 at 02:00 | 日記

昭和は遠くなりにけり、か?

20ウン年ぶりに読みましたが感動しました。

皆、貧しく、しかし何かにはひたむきに生きていた昭和という時代背景を色濃く感じ、今の世代にはどうかなと思いましたが、息子に読ませたところやはり感動はあったようで、「恵まれすぎ」の悲哀のようなことを言っていました。

豊か過ぎて、一億総評論家・消費者コメンテーターとなってしまった状況から脱却しないと(一億総?というのが時代を感じさせてしまいそうですが)、日本は大変な事になるように危惧していますが、そういう状態へのカンフル剤としてもやはり良い本だと思います。

五木さんは、昨年度の高校合唱コンクール課題曲の作詞家として審査員をしたとき、合唱団というのはなぜ皆同じように感じ、同じように表現しようとするのか、それぞれ違った感じ方をしたものが合わさって、一つのものをつくるからこそ、多くの人数でやっている意味があるんじゃないかと、それこそ参加校の殆どを批判するコメントをされて、その通りと溜飲を下げましたが、やはり素晴らしい観点を持った人だと思いました。

親鸞を読んでみたいです。

素直に感情移入出来る青春ロマンの秀作
まさに誰もが一度は通る「青春の門」を信介と言う青年の成長を通して描いた大河ロマン。

私が「筑豊編」を読んだのは、作中の信介よりやや年上の時だったが、素直に感情移入出来た。

「筑豊編」では信介と同じくらいの比重で、父重蔵の存在感が大きい。

炭鉱仲間のリーダ的存在だった故重蔵に対する憧憬と、その父を乗り越えようとする信介の気負いが巧く描かれている。

そして、母として信介を温かく包むタエもまた重要な役割を果たす。

重蔵を愛した女として生々しく描かれる一方、強くて優しい性格を持つ女性として、ある種の理想像として信介に影響を与え続ける。

そして、シリーズを通してのヒロインとなる織江との幼い愛と性の物語も勿論目玉である。

信介と同年代の方が読めば、織江とのロマンスがメイン・テーマに映るだろう。

個人的には、作者の在朝鮮体験を活かした朝鮮人の知り合いの「哀号」と言う叫びが初耳でもあり印象に残った。

筑豊と言う一地方でまさに青春と格闘している青年の姿を活写し、読む者の共感を呼ぶ青春ロマンの秀作。

マスターピース
中学校時代に、当時の担任の先生のすすめで筑豊編を読みました。

それがきっかけで、実は父親も全巻を愛蔵していたのを知りました。

僕が夢中で読んでいるのを見た父から、カバーがよれよれになった文庫本を貰い受けて全巻を読破しました。

それは、タイミングといい、ぼくにとって最良の運命的な出会いでした。

信介の個人的な悩みや感情のひとつひとつが、当時僕が抱えていた心情で誰にも言えなかったことを代弁してくれているような感覚に陥りました。

この本に出会ったことが、初読の頃から13年経った今に至るまで僕の心持ちをいくぶん強いものにしてくれた気がしています。

それ以来、僕のバイブルです。

親から貰い大切にしてきた本、自分の子供にも薦めたいと思っています。

青春の門(第一部)筑豊篇(講談社文庫)五木 寛之

だるだる
posted by 玲 at 21:42 | 日記

心の中のもやもやをいってくれる


よい本でした。

なんとなく、心の中にあるもやもやをずばり言ってくれた気がします。

そして、そのもやもやを吹っ飛ばす方法も語ってくれます。

石井さん、ずるいよ(笑
過去のセラピー的な石井作品と比べて、小説として出した「カボ」にはどこか違和感があった。

石井氏らしいさよりも、小説であることを優先したところに、彼の作品である理由が感じられなかったのである。

本作は、セラピスト、作家としての石井氏らしさが存分に発揮された作品。

小説であるが、実は小説ではない。

ノウハウでもあるが、セラピー本ではない。

物語に心動かされ、おじいさんが投げかける「心のゲーム」に唸る。

石井氏の小説形式の作品として、また一歩完成に近づいたのではないだろうか。

正直、感動してしまった。

石井さん、この作り方はずるい(笑ストーリーは読んでから。

そして、必見はあとがき「挫折のススメ」である。

ぜひ、一気に読んで、あとがきを読んでほしい。

これが素晴らしい。

2010年の自分の生き方を考えることができるはずだ。

空を流れる雲のようにゆったりとした気持ちになれます。


非常に読みやすく1時間弱で読めます。

最後の引きこもり少年の頑張りが感動的です。

ネガティブをポジティブにゲーム感覚でこころの洗濯を。

たまには、時間を作って空を眺めて雲を眺めてみようかなっと思いました。

「心のブレーキ」の外し方?仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー?チギレグモノ、ソラノシタ石井 裕之
posted by 玲 at 02:00 | 読書